矯正歯科

矯正治療について

矯正治療とは、八重歯、乱杭歯(凸凹)、受け口、出っ歯、すきっ歯のような悪い歯並びや、かみ合わせ(不正咬合)をきれいに揃えて、上と下の歯のかみ合わせを良くし、これによって口もとの形を整えると同時に、食べ物を良く噛めるようにすることを目的としています。

きれいな歯並びに治すことは口元を美しくするばかりでなく、うまく噛め、うまく話せるようにし、虫歯や歯周病を防ぐために、ひいては心理的発達をもたらすために必要なことです。矯正治療には専門的な知識・技術が必要です。当院では矯正歯科を専門に行う歯科医師による矯正治療をおこなっていますので、気になる事はなんでもご相談下さい。

矯正歯科 症例

成人になってからの矯正治療の場合、外見上、矯正装置をつけることで矯正に踏み切れない方も多い様です。
そのような場合はクリア(透明)ブラケットと呼ばれる矯正装置を使用し、心理的な負担を軽減して治療ができます。しっかりとした治療方針を立て、一緒に頑張りましょう!


上顎前突

上顎が下顎よりも前にでていることで、上顎前突と呼ばれています。いわゆる出っ歯のことです。 口が閉じにくく、しかも咬み合わせも深いため下の歯が見えない状態です。

歯を折りやすいなどの外傷にもつながります。 また、骨格に問題がある場合と歯だけが前に出ている場合があります。小児期の治療であれば、骨格の改善を行うこともできます。


反対咬合

反対咬合とは歯を噛み合わせた際に、下顎の方が上顎よりも前にでているような症状のことです。

咬みあわせたときに下の歯が上の歯よりも前にある歯並びです。下の前歯や下アゴが前に出たり、上の前歯や上アゴが後退しています。 成長とともに骨格の問題が大きくなりやすいので、早期治療が望ましい不正咬合です。


叢生

歯並びが出たり引っ込んでいたりして、歯が正常な歯列を形成していない状態を言います。

八重歯等が典型的な症状で、顎の大きさと歯の大きさが不調和であることが主な原因です。噛み合わせが悪いのはもちろん、歯磨きの際に汚れを落としにくく、虫歯や歯周病の原因にもなります。

矯正治療料金規定

治療は月に1~2回で期間は2~5年、成長期ではさらに長期間かかります。
この間の矯正治療には以下の諸費用が必要となります。支払い方法は、分割が可能です。

尚、通常の矯正治療には健康保険は適用されません。

初回相談料   無料
検査・診断料 矯正治療を行うにあたって、必要な診査ならびに歯列模型、口腔内写真などの諸検査を行い、治療内容を具体的に決めるまでの費用です。 30,000円
Ⅰ)乳歯列期・混合歯列期
(矯正施術料)
左記施術料Ⅰ)~Ⅱ)は患者さんの歯並びの程度で決まります。また、Ⅰ)からⅡ)への移行時には再診の上、差額料金が発生します。 300,000円
Ⅱ)永久歯列(金属装置)
(矯正施術料)
650,000円
Ⅱ)永久歯列(透明装置)
(矯正施術料)
700,000円
Ⅱ)永久歯列(矯正施術料)
(ビューティフルコース)
850,000円
処置料 治療期間中、毎回来院時に必要な費用です。 5,000円
ビューティフルコース 7,000円
ミラノール(フッ素洗口薬)
(その他料金)
フッ素はごく初期の虫歯を修復する力が強く、毎日使うことで虫歯予防に大きな効果を発揮します。 200円
(3袋)
ミラノール専用ボトル
(その他料金)
250円

(別途 消費税がかかります)


※患者さんの不注意による器具、装置の紛失や破損が生じた場合には、修理費や再制作費が別途必要になる場合があります。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用にについて

  • 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
  • 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  • ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  • 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、日が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物 (補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物 (補綴物)やむし歯の治療 (修復物) などをやりなおす可能性があります。
  • あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

たまみ歯科からのお願い